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2012年5月27日 (日)

<小学校で読み聞かせ(2年生)…タンポポたいへん!>

5分前に入った教室。もう子どもたちが座って待っていました。
座ったまま大人しく開始時間まで待つのも味気ないので、座っている子どもたちとの会話を楽しみながらに読み始めました。
ノリのいいクラスで、徐々に子どもたちも集まってきたので、もう一冊、絵本を使っての会話を楽しんだ後、挨拶をして読み聞かせを始めました。

Tanpopotaihen_b『タンポポたいへん!』(シャーロット・ミドルトン/作・絵 アーサー・ビナード/訳 鈴木出版)

タンポポの葉っぱを欲求のおもむくまま、無計画に食べつくしてしまい、食糧難に陥ったモルモット。
たった一株だけ残っていたタンポポを、食べるのも我慢して大切に綿毛になるまで育て、タンポポを蘇らせ、食糧難を克服したクリストファーくんの奮戦期です。
タンポポを育てるために図書館でタンポポのことを調べ、つばが出るのも抑えて食べるのを我慢しながら世話をするクリストファーくんのいじらしい活躍が、コラージュの可愛らしい絵でとぼけた味を出しています。
タンポポは根を地中深く張るので、地上の葉っぱや茎がなくなったって、しばらく待っていれば、タンポポはまた芽を出し、葉を広げたでしょうに、そんな知識より、大事なものがなくなろうとしたときにいかに一生懸命になれるかをクリストファーくんのいじらしい活躍が、訴えています。
森林伐採などにも通じるものがあり、奥深いテーマが見え隠れする絵本です。
「一番大好きなものが世界から消えてしまいそうになったらどうする?」という帯のコピーが印象的です。

book読んだ絵本
『これなあに?』(みやにしたつや/作・絵)2分
『きりのもりのもりのおく』(ニック・シャラット/作 木坂涼/訳)5分
『かにのしょうばい』(新美南吉/作 山口マオ/絵)4分
『タンポポたいへん!』(シャーロット・ミドルトン/作・絵 アーサー・ビナード/訳)5分
『おっとっと』(木坂涼/文 高畠純/絵)3分

2012年5月18日 (金)

小学校で読み聞かせ(5年生)…まねしんぼう

Maneshinbouまねしんぼう』(みやにしたつや/作・絵 岩崎書店)


小学校での今年度最初の読み聞かせに行きました。
5年生なので、少し長めの絵本を読もうと思っていたのですが、
運動会の練習のため体操着に着替えでガヤガヤしています。
練習のことが気になっているのでしょう。

そこで、ちょっと幼いけれど、気軽に楽しめる絵本に変更しました。
それが『まねしんぼう』。兄と妹の関係が温かい絵本です。
兄の真似ばかりする妹、でも兄のようにはできません。
5年生は、お兄さん、お姉さん気分で見入っています。
そして、兄が「好きな人はお父さんとお母さんと妹」と言うと、
妹も真似をして「好きな人はお父さんとお母さんと妹」という場面では、
さすがに5年生、この面白さを理解してくれて、笑いが起こりました。
そして、最後、兄が「散歩行ってくる」というと、

いもうとも 「おさんぽいってくる」って いって 
ぼくのてを ぎゅっと にぎった
いもうとは いつでも まねしんぼう

というフレーズに、ふーっとしたクラス全体の温かい雰囲気が醸し出されました。

この雰囲気になれば、その後はいつものように読みたい放題。
とっても気持ちのいい読み聞かせができました。

book読んだ絵本
『まねしんぼう』(みやにしたつや/作・絵 岩崎書店)3分
『どんなにきみがすきだかあててごらん』(サム・マクブラットニィ/文 アニタ・ジェラーム/絵 小川仁央/訳 評論社)4分
『かにのしょうばい』(新美南吉/作 山口マオ/絵 鈴木出版)4分
『おっとっと』(木坂涼/文 高畠純/絵 講談社)3分

2012年5月 5日 (土)

GW…上野の森親子フェスタ

ゴールデンウィークの後半は、東京の上野公園で開催された「第13回上野の森親子フェスタ」に行ってきました。
3日が雨のためにブックフェステバルが中止となり、4日、5日と連日参加しました。
4日は雨が上がってなんとか開催されたものの、2時過ぎからまた雨が降り出し、3時には中止となってしまいましたが、3日が中止となったせいか、例年より人出が多かったように思います。

5日のこどもの日は、前日と打って変わっての雲ひとつない晴天。

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人出は前日よりも多く、絵本を買い求めるお客さんで賑わっていました。
イベントテントでは読み聞かせやおはなし会が随時開催され、各出版社のテントのそこかしこでは作家さんたちのサイン会が行われていました。

会場内をうろうろしていると、読み聞かせをしている知り合いや仲間たちに出会い、しばし立ち話の情報交換。
出版社のテントで気に入った絵本を見つけると、何と目の前に作家さん。
もちろん、親しく話をさせていただき、サインをもらいました。

強い日差しの中に長時間いたせいで、顔が少々火照っています。

2012年4月28日 (土)

GW突入!…行事がびっしり

今日からゴールデンウィーク、大型連休に突入です。
人によっては9日間のお休みとか。普段できないことができますね。

Nobillyも出かけます。まず、30日に山梨のえほん村という所に行ってきます。
日帰りです。ゴールデンウィーク中、絵本フェスタが開かれているそうです。

5月の3日から5日まで、上野公園で上野の森親子フェスタが開かれます。
こちらは全日行きます。
もちろん、読み聞かせ好きなNonbillyも読み聞かせをする予定です。

2012年4月22日 (日)

保育園で読み聞かせ…おおきくなるっていうことは

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『おおきくなるっていうことは』(中川ひろたか/文 村上康成/絵 童心社)2分

新学期が始まり、また読み聞かせ再始動。まずは、この時期、定番の絵本を読みました。
4月が新学期の日本では、やっぱり学年が一つ上がるということは、
年齢は変わらなくても大きくなったと自覚できる月。
大きくなった喜びを子どもたちと分け合いました。

大きくなるということは、「あんまり泣かない」「シャンプーを嫌がらない」など、
ちょっとしつけっぽいところもあるのが気にはなるけど、
「大丈夫かどうか考える」というところまで触れているのがいい。
行動範囲が今までよりは活発にできるようになっても、
手放しで大きくなったと喜ぶわけにはいきません。
やっぱり、考えを伴った行動ができるという点が大事です。
その部分を伝えられるように読んでみました。

2012年4月19日 (木)

わが名はアインシュタイン?

先日、ビルの6Fにある居酒屋に行くため、エレベーターに乗りこんだら、3歳くらいの子どもを連れた若いママと乗り合わせました。

「何階ですか?」「6階です」「同じですね」という会話があって、そのママさんがじっとこちらの顔を見ている。
これまで若い女性にじっと見られたことがないので、こちらは少々どぎまぎ。
そして、気づいたように「アインシュタイン!」と言ってから「…って言われるでしょ。そっくり!」。

以前、他の方からもアインシュタインに似ていると言われたことがあり、単純なのでその気になってしまい、ちょっとサービスのつもりで、アインシュタインの有名な舌出しをしてしまいました。
それが失敗。

6階について、予約してあった個室に入ろうとすると、そのママさん、
「今、若いママたちで飲んでいるの。みんなに紹介したいからちょっと来て」と、いやに馴れ馴れしい。
「いやいや、会合があるから」と振り切ろうとしたものの、「何の会合?」などと、しつこい。
仕方がないので(いや、半分は喜んでたかな?)彼女たちの席に行って、
よせばいいのに、また舌出しをしてしまいました(ほかに芸がないので)。

いやはや、若いママさんが3人。
う〜ん、一瞬、会合に出るのを止めて、こちらに合流しようかなという邪心が頭をよぎりました。
でも、よぎっただけです。会合のほうにちゃんと出席しました。

会合が終わって帰るときに、ちょっとママさんたちが気になったけど、
二度と会うことはありませんでした。
一期一会をもっと大切にすべきだったかな、という後悔もちょっぴり。

でも、アインシュタインに似ているのかなあ? 
ほかにも、髪を短めにしていたときはサッカーのザッケローニ監督という人もいました。
いったい自分はどんな顔?

2012年4月 7日 (土)

街にも桜が咲いた…さくらのまち

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東京の由緒ある庭園に、ライトアップされた枝垂れ桜を見に行きました。満開です。
近くにいながらライトアップされた庭園に入ったのは初めて。
都会の中の夜のオアシスは、なかなか風情があっていいものでした。
それにしても、人の多いこと。仕事帰りのサラリーマンも多く、みんな癒されたいのですね〜。

風情のある、しかし、人の多い、庭園を抜けて、別の門から出たら、すごい! 長蛇の列。
庭園を取り囲むように並んでいます。
その列を尻目に、駅前の居酒屋さんで、デジカメ画像の桜を見ながらの宴会。

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それで思い出したのが『さくらのまち』(小林豊/作・絵 佼成出版社)
「さくらは“まち”のにおいがすきだ。人としぜんがまじり合うところ、そこが、“まち”だ」という出だしの、日本画家の小林豊さんの描く桜がとても美しい絵本です。
人知れぬ野山にあった桜は街に降りてきて、人間の生活の一部となりました。桜のある街で遊ぶ子どもたち、満開の桜を心から喜び花見をする大人たち、桜は街の生活の潤いです。
そして終盤、「さくらは、野山へ帰る」と書かれています。
懐古の桜の終焉を意味しているのだろうか。日本人の心の喪失を意味しているのだろうか。
そして、一本だけ残っていた桜に春雷が落ちて、絵本は終わります。
街という人と人とのつながり、人と自然とのつながりが薄れてきたことへの警鐘ともとれます。

先月、小林豊さんの個展に行きました。北緯36℃線の様々な土地で暮らす人々を描いた絵に圧倒されました。生活する人間に対する画家の温かい眼差しを感じました。
そして、光が感じられる小林豊さんの絵に心洗われました。

2012年4月 1日 (日)

桜はまだかいな…

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今日はエイプリルフール。
昨日の春の嵐が嘘のように、好天に恵まれた朝。
空気はまだひんやりとしていますが、風もなく、おだやかな天候で、お花見にはうってつけ。
でも、肝心の桜がはまだ咲いていないのでは…。

「梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ 風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな〜」と、
江戸端唄を口ずさみはしなかったものの、近所の桜を見に行ってみました。
やはり、チラホラとも咲いていません。

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でも、つぼみはほころびかかけています。
今日、お花見をされる方、花見をしている途中で咲き始めるかもしれません。
天気がこのまま続くといいですね。

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Ws00459_kobushi_b桜はまだですが、木瓜の花はきれいに咲いていました。
辛夷も、春の訪れを知らせてくれていました。
やはり、春なのですね〜。

2012年3月22日 (木)

保育園で読み聞かせ…ティッチ

Titch_b『ティッチ』(パット・ハッチンス/作・絵 いしいももこ/訳 福音館書店)

日本での発行が1975年という古い絵本です。デザインは少々古くささを感じますが、内容はまったく子どもサイズ。
一番小さな末っ子のティッチは、持ち物も一番小さかったり、やることも一番幼かったりするけれども、役割がちゃんとあります。胸を張って生きる末っ子への応援歌のような絵本です。
一人っ子が多い現代にはちょっと合わないかもしれませんが、小さくても、幼くてもしっかりと地に足をつけて胸を張って生きて欲しいというメッセージは、一人っ子であっても、子どもの心を満足させるのではないかなあと、思います。

この日は一人だったので、全部で6冊読みました。
 『モグとうさポン』(ジュディス・カー/作 三原泉/訳 あすなろ書房)6分
 『これなあに?』(みやにしたつや/作・絵 鈴木出版)2分
 『ねないこせかいチャンピオン』(ショーン・テイラー/作 ジミー・リャオ/絵 木坂涼/訳)6分
 『かにのしょうばい』(新美南吉/作 山口マオ/絵)3分
 『ティッチ』(パット・ハッチンス/作・絵 いしいももこ/訳 福音館書店)2分
 『こんもりくん』(山西ゲンイチ/作・絵 偕成社)4分

2012年3月17日 (土)

小学校で読み聞かせ(1年生)…今年度最後の読み聞かせ

小学校で今年度最後の読み聞かせに入ったクラスは、1年3組。

『きりのもりのもりのおく』(ニック・シャラット/作 木坂涼/訳 フレーベル館)
『どろんこハリー』(ジーン・ジオン/文 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 渡辺茂男/訳 福音館書店)
『てぶくろ』(ウクライナ民話 エウゲーニー・M・ラチョフ/絵 内田莉莎子/訳 福音館書店)
『おっとっと』(木坂涼/作 高畠純/絵 講談社)

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朝から元気のいいクラスなので、まずは『きりのもりのもりのおく』で、子どもたちとの会話を楽しみながら始めました。

次の『どろんこハリー』は、やはり知っている子も多く、最初は、1冊目の後遺症でざわついていたもののそのうちおはなしの世界に入り込んで、じっと聞いていました。

その聞きっぷりがあまりのも良かったので、予定外の『てぶくろ』を取り出しました。今期、この絵本を読めるのは最後でしょう。「くいしんぼねずみ」「ぴょんぴょんがえる」「はやあしうさぎ」などの名前を言ってもらいながら、「梯子を作ったのはだれだろう…」というつぶやきは無視して、読み進めました。

3冊読んだところで、あと2分。もう先生が来ていたけれど、『おっとっと』を少し早めのスピードで読みました。テンポのよい「おっとっと」の繰り返しに、ぐいっと絵本の世界に入ったのが感じられました。やはり、梯子の上で「おっとっと」のお父さんを無視してドーナツを食べているお母さんに大爆笑。結局、

ちょっと時間オーバーで今年度最後の小学校での読み聞かせを終えました。
次年度、2年生になったこの子たちに、また読み聞かせに行くのが楽しみです。

2012年3月12日 (月)

いつものように

昨年の3月11日、東京在住のNonbillyも、帰宅は深夜になってしまいました。

その翌日の3月12日は土曜日でした。
いつもお邪魔する保育園での読み聞かせが予定されていました。
通常通り読み聞かせに行くべきか、中止すべきか、
さすがに、保育園に連絡し、様子を伺いました。
昨夜はお迎えが深夜になった子もいるが、通常通り保育は行われており、
人数は少ないが子どもたちも来ているとのこと。

そこで、いつものように、読み聞かせに行きました。
いつものように子どもたちは喜んでくれました。
被災地ではいつものように生活する基盤が失われ、いつものようにありたいと思ってもできない現状。
日常であることのすばらしさ、そしてその難しさを感じた日でもあります。

昨年の今日、何を読んだのか調べようと思ったら、その日の読み聞かせメモだけ空白でした。
今では思い出すこともできません。

これからもきっと、物理的に「いつものように」あることができないこともありますが、
気持ちだけは「いつものように」でありたいと思います。

2012年2月29日 (水)

小学校で読み聞かせ(2年生)…ねないこせかいチャンピオン

Nenaikosekai_b『ねないこせかいチャンピオン』(ショーン・テイラー/作 ジミー・リャオ/絵 木坂涼/訳 鈴木出版)7分

朝から、眠くなる絵本を読んでみました。

「もう寝る時間だよ」と言われても、「寝ない子世界チャンピオン」を目指しているブタ(さくらんぼブーちゃん)、ネズミ(稲妻ネズミ)、カエル(ぴょんぴょんガエル)のぬいぐるみたち。ステラはみんなを寝かせようと、妙案を思いつき、実行します。そして、最後まで寝ないでみんなを寝かしつけたステラが「寝ない子世界チャンピオン」かと思ったら、ぬいぐるみたちと一緒にステラもすやすやすや…。
という、まだ寝たくないという自分の思いをぬいぐるみに託した技巧派の絵本です。

枕を船にしてゆら〜んゆら〜ん、靴箱を汽車にしてガタンゴトン、篭を気球にしてぷっかりぽっかりと、寝かしつける詩を子守唄風に読むと、ほんとうに眠くなってくるようです。
子どもたちは、「枕が一番寝られそうだね〜」などと、心地よい表情を見せてくれました。

最後のページでみんなが眠った後、もう一枚めくった見返しに、窓の外で目をぱっちりと開けたフクロウが描かれています。さて、本当の「寝ない子世界チャンピオン」はだれかな? というおまけまでついています。
「だって、フクロウは昼間寝てるんだから当たり前だよ」と知識を披露する子どもの声も聞かれました。
さすが、2年生! 知識も豊富?

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Kamakirinokama_bほかに2冊。
『きりのもりのもりのおく』(ニック・シャラット/作 木坂涼/訳 フレーベル館)5分
『かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん』(田島征三/作・絵 大日本図書)4分

時間は、今回の所要時間です。毎回、読み方によって前後します。

2012年2月19日 (日)

お寺で読み聞かせ…紙芝居・どっちだ

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紙芝居『どっちだ』(島本一男/作 夏目尚吾/絵 童心社)

まずは、紙芝居で聞き手とのコミュニケーションをとりました。
握った右手と左手、どっちの手の平に何が隠されているかと、聞き手に答えてもらい、次の画面で、どっちが当ったかという繰り返しです。
手の次は、ヒビの入った卵が二つ。どっちからヒヨコが生まれるかという当てっこです。
画面を引いて、次の画面に答えがあります。
実は、答えの画面は2種類あるのです。聞き手の答えを聞いて、当てさせるか、外れさせるかは、演じ手の判断に任されています。一種のいかさまでもあるのですが、聞き手の気持ちを和らげるためにはとてもいい紙芝居です。

紙芝居のあとは、聞き手の子どもたちの年齢に合わせて、普通の絵本の読み聞かせをしました。

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『きりのもりのもりのおく』(ニック・シャラット/作 木坂涼/訳 フレーベル館)
『まねしんぼう』(みやにしたつや/作・絵 岩崎書店)
『もこもこもこ』(谷川俊太郎/作 元永定正/絵 文研出版)
『ねないこせかいチャンピオン』(ショーン・テイラー/作 ジミー・リャオ/絵 木坂涼/訳 鈴木出版)

お寺の本堂だからといって、特別なことはなく、普段の読み聞かせをして来ました。
聞き手は、前回(12月)に来てくれた子どもたちのリピーター。
こうして、聞き手が定着してくれるといいのですが…。

2012年2月16日 (木)

小学校で読み聞かせ(2年生)…てぶくろ

Tebukuro_b『てぶくろ』(ウクライナ民話 エウゲーニー・M・ラチョフ/絵 内田莉莎子/訳 福音館書店)

同じ素材の絵本はいくつかありますが、やはり、この絵本が最高です。
手袋の中に次から次へと動物たちが潜り込むのですから、不思議な話です。
昔話として、耳から聞いているだけだと、それほど不思議には感じないのに、実際に絵にして具体的になると、手袋がどんどん大きくならないと、動物たちを受け入れられません。
他の『てぶくろ』の絵本も見たことがありますが、動物が増えるに従って、手袋が大きくなっていくような絵の絵本もありますが、
この絵本は、梯子がかけられたり、補強されたり、窓ができたりするものの、手袋の大きさはほとんど変わりません。
最後ははち切れそうにまでなっているのに、何の違和感も感じさせない不思議さがあります。
言葉で聞いたイメージの世界が、そのまま絵で描かれているように感じられます。

この絵本もやはり、「知ってる!」という子も多く、じっくりと見ていました。
「くいしんぼねずみ」「ぴょんぴょんがえる」「はやあしうさぎ」など、動物の名前も一緒に口ずさんでくれました。

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ほかに、『これもむしぜんぶむし』『どろんこハリー』「ぼちぼちいこか』を読みました。

2012年2月12日 (日)

少年サッカーの練習試合

S_sks_0387_b           青いユニホームが我がチームです。

近くの小学校のサッカーチームにコーチとして未だに関わっています(一応、JFAの指導員資格と審判資格を持っているのです)。

我が子が小学生のころからなので、もう十数年になるのですが、ここ数年は、若いコーチが頑張っているのと、忙しさを理由にあまり顔を出していませんでした。

そのチームが近くで練習試合をするというので、かなり久し振りに(今年度になって初めて?)、練習試合を見に行きました。

3チームによる4〜5年生の練習試合ということなのですが、このところ練習にも顔を出していないので子どもたちの名前もわからず、ただただ観戦してきました。
上手い子もいれば、そうではない子もいて、技術的には、我がチームはあんなものなのでしょうが、勝負へのこだわりが見えないのは相変わらずでした。
子どもが変わっても、校風というのはあるのでしょうか…。

でも、楽しいサッカーをしていました。
クラブチームではないし、練習試合だし、クラスメイトで楽しくできるのが一番です。

各学年、2回ずつの4試合でしたが、結果は…? 気にしない、気にしない。
久し振りに、健やかな子どもたちに出会え、満足して来ました。

2012年2月 7日 (火)

保育園で読み聞かせ…ぼちぼちいこか

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『ぼちぼちいこか』(マイク・セイラー/ ロバート・グロスマン/絵 今江祥智/訳 偕成社)

何年か前には良く読んでいた絵本です。
子どもたちの顔ぶれも変わったので、久し振りにまた読んでみました。
相手が幼児なので、多少言葉を付加して読みました。

「ぼく、しょうぼうしになれるやろか」「なれへんかったわ。重すぎて梯子が壊れてしもた
「ふなのりは、どうやろか」「どうもこうもあらへん。重すぎて船が沈んでしもた
「パイロットやったらー」「と、おもたけど。やっぱり重すぎましたか」等々。
そして、最後のハンモックでも、「やっぱり、重すぎました」と、
重すぎたり、やりすぎたりして、失敗したことを付け加えてみました。

東京育ちの幼児たちなので「ぼちぼち」のニュアンスはわからないと思うけど、
受けました。久し振りの大受け!。
「面白ーい!」「もう一回読んで」「今度また読んでね」などなど。

関西弁がいいというだけでなく、上がって下がる、あのリズムがいいのかも。

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原書のタイトルは「WHAT CAN A HIPOPOTAMUS BE?」ですが、それを全く無視した邦訳のタイトル。これがいいですね。本文も原書は素っ気ないものです。
「Can a hipopotamus be a fireman?」「No.」
「Can a hipopotamus be a sailor?」「No.」
「An aeroplane pilot?」「No.」……
で、すべて「No.」の繰り返しです。
同じ「できない」でも、日本語ではいろいろな表現ができるのですね(もちろん、英語でも可能でしょうが…)。

ちなみに、原書の最後は「take it easy」で、締められています。邦訳は、「ま、ぼちぼちいこか、ということや」です。このとぼけ加減が、主人公のかばくんと絶妙に合っていて、嬉しくなります。

2012年2月 4日 (土)

橋を渡るは…井上洋介版画集

節分も終わり、今日は立春。暦の上では春です。ぶらり散歩の季節が巡ってきました。

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『橋を渡るは 隅田川14橋』(井上洋介/著 架空社)

画家であり、絵本作家の井上洋介さんの版画集です。
新刊ではありませんが、好きな本の一つです。
井上洋介さんの展覧会に行った折に手にした本で、サインしていただきました。
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隅田川千住大橋から勝鬨橋まで14の橋を渡る人たちの姿が描かれています。
橋というと、鉄や木やコンクリートでできた建造物で、それだけでは無味乾燥ですが、橋は対岸同士をつなぐ重要な役目を持っています。
右岸から左岸へ、左岸から右岸へ、人は各々の理由で渡ります。そこにはそれぞれのドラマがあります。
その人生模様が版画絵で表現されています。人の姿が描かれているからこそ、無味乾燥な橋が温もりを持って伝わってきます。

また、版画絵に添えられた、それぞれの橋の特徴と橋をを渡る人のドラマを彷彿とさせることばも素敵です。
ちなみに、白髭橋の画面では、「白髭橋を渡るのはルンペン焼けした長谷川利行」のことばが添えられています。
長谷川利行は大酒飲みの洋画家で、浅草近辺の貧民街で一日中絵を描いているか、絵を売って酒を飲んでいるかだったようです。
「吾妻橋を渡るのは電気ブランのお次ぎは、ビール」「蔵前橋を渡るのは序二段西の五枚目海竜仙吉」などなど、ことばを呟きながら橋を渡ってみたくなりました。

2012年1月31日 (火)

小学校で読み聞かせ(3年生)…いたいのいたいのとんでゆけ

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『いたいのいたいのとんでゆけ』(新井悦子/作 野村たかあき/絵 鈴木出版)

さよはおばあちゃんと二人暮らし。
雪かきをしていたおばあちゃんが屋根から落ちて、腰を強打。
痛がるおばあちゃんがかわいそうで、さよは「痛いの痛いの飛んでゆけ、お山の鬼に飛んでゆけ」と歌いながらさすってあげます。
すると、痛いのは山の鬼に飛んで行って、鬼は痛がります。
怒った鬼は、さよを懲らしめようとやってきますが、さよのおばあちゃんを思う気持ちに打たれ、さよとおばあちゃんを自分の温泉に入れてやり、おばあちゃんの痛さを治してあげるという、やさしい心が伝わる絵本です。
最後に、鬼へのお礼として「うまいのうまいの飛んでゆけ」と、お団子を鬼のところまで飛ばすところで、またホッとさせられます。

節分では「鬼は外!」と嫌われる鬼の、やさしい一面を描いた絵本を、節分前の3年生に読んでみました。

2012年1月29日 (日)

清水湊の男伊達…清水次郎長

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先週半ば、仕事を兼ねて、静岡の清水に行きました。
清水といえば、エスパルスと清水の次郎長。
仕事(取材)をちょちょいと終わらせ、近くの次郎長商店街を歩いて、清水次郎長の生家を訪ねました。

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W_s_0377_jirocho2_b_2中に入ると左手に、大政、小政に石松、法印大五郎など、講談や小説でお馴染みの「次郎長28人衆」の名前がずらりと掲げられていました。懐かしい名前ばかり、しばらく眺めていました。

次郎長は、本名を長五郎といい、清水港の船頭、雲不見三右衛門の次男として生まれ、長五郎と名付けられましたが、すぐに米穀商を営む叔父の山本次郎八の養子となりました。そのため、「次郎八の家の長五郎」を縮めて、次郎長と呼ばれるようになったそうです。
養父が亡くなり、米穀商を継いだものの、博打や喧嘩を繰り返し、俠客の道に入り、諸国を旅した後、清水湊に一家を構えるに至り、海道一の大親分と呼ばれるようになりました。

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生家からぶらぶら歩いて、次郎長が晩年に開業した船宿「末廣」を復元した「清水港船宿記念館」も覗いてきました。

次郎長の菩提寺である梅蔭寺は、ずいぶん昔に行ったことがあり、今回はパスしました。

実は、学生時代に「清水次郎長の虚像と実像」というタイトルでレポートを書いたことがあり、そのときに次郎長の資料を読みあさった記憶が蘇りました。久し振りの清水次郎長との再会を楽しんできました。

2012年1月22日 (日)

ラッシュの電車で ごめんなさい

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久し振りに朝の通勤ラッシュの電車に乗りました。
いつもは、ラッシュを避けて、早めに出かけるのですが、その日は時間の関係上、乗ってしまったのです。
ぎゅうぎゅうの電車に無理矢理乗り込み、2駅先で降りるときも、押され押されて降りました。

降りてホッとして、コートのポケットに手を入れようとすると、何か紐のようなものが垂れています。
なんだろうと、手に取ってみると、イヤホーンでした。それもピンク色。持ち主はきっと女性。
周りを見回したけど、持ち主らしき人は見当たりません。押されるままに、改札を出ました。

電車の中で、押され押されているうちに、イヤホーンがポケットに絡まり、持ち主の耳から外れ、本体から引き抜かれ、結果的に奪い取ってしまったのでしょう。全く気がつきませんでした。
持ち主の方、ごめんなさい。朝からイヤホーンをなくし、きっと一日中不快な思いをされたはず。
でも、故意ではありませんから。

混んだ電車では、身体が思うように動かせないので、身体から離れやすいものはしまっておいたほうがいいかもしれない…と、自分に言い聞かせました。

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